2012年06月25日
辰年の京都 龍めぐり 1 泉涌寺(鳴龍体験・楊貴妃観音像)
平成24年 4月27日(金)
辰年生まれ 24歳の娘と、京都の龍めぐりをしました。
(2ヶ所のみですが、少し前の母娘 日帰り京都旅です。)
はじめに御参りした 泉涌寺(せんにゅうじ)は、
歴代天皇の御陵(天皇陵、天皇の墓)もある皇室の菩提寺で
御寺(みてら)と呼ばれています。
仏教において 『龍』は、守り神として崇められ
泉涌寺の仏殿と舎利殿の天井に それぞれ龍が描かれています。
舎利殿は、御釈迦様の眠りを妨げないよう 通常は非公開ですが
12年に1度、辰年のみ特別公開されます。
4月1日~30日まで 『舎利殿御開帳と鳴龍体験』がありました。
(※10月13日~28日にも 第2期 特別御開帳と鳴龍体験が開催。)
舎利殿の龍(天保4年・1847年 加納山雪作 『蟠龍図』)は、
堂内で手を叩くと不思議な残響音があることから
鳴龍(なきりゅう)といわれます。
実際にどんな音がするのか、娘と体験してきました。
パン!と手を叩くと ビイ~~~~~ンと響きます。
この反響音が龍の鳴声といわれ、
参拝者の身を清め御利益があるそうです。
その日は、平日で空いていたので何度も鳴龍を楽しみました。
下の動画で、女優の栗山千明さんが鳴龍体験をしているので
龍の声を聴いてみてくださいね。
泉涌寺には、楊貴妃観音が祀られており
美のパワースポットとして 女性に人気なのだそうです。
楊貴妃観音堂の前に、1本の桜の木が植えられていて ちょうど満開!
その名も、『楊貴妃』という 八重桜です。
楊貴妃桜は遅咲きなので、4月末頃が見頃だったのです。
桜のことは まったく知らなかったので
観音様を拝む前に、愛らしい楊貴妃桜に 大感激~!
楊貴妃観音像は、玄宗皇帝が楊貴妃を偲び作らせたものといわれ
鎌倉時代(1255年) 仏牙舎利と同時に中国から伝わりました。
長年 秘仏とされ、現在は国の重要文化財に指定されています。
お顔立ちは、観音像の中で最も美しいとされ
美人祈願のご利益があるそうです。
楊貴妃観音像は、お顔の美しさばかりではなく
内面からの美も表れているようでした。
楊貴妃観音の御守りは、昨秋 主人がを買ってきてくれたものです。
今年は 鳴龍も公開されるので
娘と一緒に参拝し、観音堂内で 数珠を購入しました。
私は香木(栴檀)、娘は紫檀のものです。
数珠の白い玉を覗くと、中に小さな楊貴妃観音の写真が入っていて
いつも見守られているようで有難いです。
泉涌寺の修復工事の寄付を少しだけしたら、
銘々皿がいただけました。
日本の天皇と皇室を表す 菊のご紋(十六八重表菊)が入っています。
他の施設の御座所や御座所庭園、宝物館なども興味深く
ゆっくりみて、敷地内で一休み。
笹屋伊織さんの『み月』を美味しくいただきました。
夜空に浮かぶ満月をイメージして 特別に作られたお菓子で
JR東海のCMにも登場しました。
辰年の京都 龍めぐり 2 へ続く。
この記事へのコメント
小学校の修学旅行で京都へ行ったとき、鳴き龍もあったような気がしてたけど
こちらは12年に一度の公開なんだもんね~。
二条城や知恩院のうぐいす張りの廊下なんかも
当時の大工さんたちの匠の技の賜だよね♪
厳かなお堂の天井に住んでる龍の鳴き声…って思って聞くと
ほんとうに不思議な心持ちでしょうね~(*^_^*)
空いていたとのことで、何度もそんな体験ができてすごくラッキーだったね!
楊貴妃観音さまはとってもやさしげなお顔してるね!
ちょうど咲いてた楊貴妃桜も華やかであでやかで、かわいらしいね♪
hirokoちゃんの京都巡りはお花見といい龍巡りといい
とても日帰り旅行とは思えない充実ぶりですごいな~

楽しんでくれて、ありがとう~。

たった1日のことなのに、いざ書くと時間かかちゃいました~。
その分、また楽しんでいるんだけどね。
鳴龍、12年に1度だから、絶対娘を連れて行かなくちゃって思ったの。

でも、金環日食に比べたら12年ってすぐだね!
平日の連休前だったから、30分位好きなだけやってたんだけど
その間、他の人5人くらいで貸切みたいでした。
楊貴妃観音像は、あゆがすごく気に入ってマイ仏像にするんだって。
連れて行ってあげて良かったな。
私のおでかけは、いつもゆったりペースだよ。
一応コースはプランニングしてるけど、時間はその時の好きなだけ。なりゆきも変更もあり。
龍めぐりの後、もう1か所行って さらに充実の旅でした。









